栄養豊富なスーパーフルーツ「ノニ」
ノニ(学術名:モリンダシトリフォリア)は、フレンチポリネシアなどを中心としたさまざまな地域に群生する有用植物で、日本では「ヤエヤマアオキ」と呼ばれています。古代ポリネシア人の祖先が移動の際、生活に欠かすことのできない優れた植物として大切に運んだ「カヌープラント」の一つで、果実、葉、種子を健康維持と美容のために活用してきました。数千年にわたり、親から子へと大切に受け継がれてきた貴重な植物です。
数ヵ月ごとに花が咲き、1年で3~4回実ができるほど生命力の強いノニには、豊富な栄養成分があります。炭水化物、たんぱく質(20種類のアミノ酸)、ビタミン、ミネラル、脂肪酸、植物栄養素など275種類以上の成分が含まれ、別名「ハーブの女王」と呼ばれる栄養豊富なスーパーフルーツです。
余すところなく製品に活用されるノニ
ノニ(モリンダシトリフォリア)の木は、果実、葉、種子の部分がさまざまなモリンダ製品の原材料として利用されています。
【果実】タヒチアンノニ ジュース、トゥルーエイジ マキシドイドを始めとする健康食品の他、スキンケア製品、ヘアケア製品、ボディーケア製品など多くの製品に果汁が使用されています。
【葉】ノニリーフティー、トゥルーエイジ ピューレタイプなどの食品の他、ノニリーフセラム、テマナ ノニ ブライトニングなどの製品に「葉エキス」、「葉汁」が使用されています。
【種子】タヒチアンノニ プレミアムシードオイルを代表として、テマナ ノニ ブライトニング、タヒチアンノニ エッセンシャルオイルなどの製品に「種子オイル」、「種子エキス」が使用されています。
ノニのトレーサビリティ
モリンダ社は製品の原材料となるノニの収穫の段階から関わっています。みなさまのお手元に届くモリンダ製品のボトルからさかのぼり、原材料のノニを、いつ、どこで、誰が収穫したのかまで調べることができます。これを「トレーサビリティー」といいます。モリンダ社ではタヒチアンノニ ジュースを発売した1996年当初からこのトレーサビリティーを導入し、製品の安全性を追求しています。
23種類のイリドイドを含むノニ
2009年、ポリネシアで古来から健康のために利用されているノニ(学名:モリンダシトリフォリア)のパワーの源が「イリドイド」に起因することがわかりました。
ハーブの女王と呼ばれるノニには、果実に19種類、葉には10 種類※のイリドイドが確認されています。
※ 果実、葉に同種のイリドイドが含まれているため、ノニに含まれるイリドイドは合計20種類となります。
※ ノニ以外では、セイヨウサンシュユには8種類、オリーブ葉には5 種類、クランベリーには2 種類、ブルーベリーには1 種類のイリドイドが含まれています。
イリドイドとは
「イリドイド」とは、主に有用植物に含まれる成分のグループの1 つで、植物が自分の体を守るために分泌する防御成分です。 イリドイドには「カラダを整える力」があります。
イリドイドは一般的な食用植物にはほとんど含まれていないため、手軽に摂取することはできません。 ましてや、抽出・濃縮など人工的に手を加えて操作したイリドイドではなく、自然に存在する状態で、なおかつ定量化されたイリドイドを入手することは至難の業です。
イリドイドの特長
ノニに含まれる代表的なイリドイドは、DAA(脱アセチルアスペルロシド酸)、AA(アスペルロシド酸)があります。 特長は、水に溶けやすく、自然の状態では「イリドイド配糖体」と呼ばれる比較的安定した成分で存在します。経時変化にも強く、製品に含まれるイリドイド
量は、製造直後からほとんど変わりません。
市販のポリフェノール(シアニジン-3-グルコシド)含有製品との比較調査結果※では、製造後1ヵ月でポリフェノール量が半減しました。
イリドイドの活性化メカニズム
「イリドイド配糖体」は体内に入ると消化酵素などの働きにより糖がはずれます。その結果、不安定ですが、成分が活性化した状態の活性イリドイド「イリドイドアグリコン」となり、イリドイド本来のパワーが発揮されます。
モリンダ社の研究
多くの研究者と27 の研究機関との間で共同研究(2014 年3 月現在)が行われており、製品開発のみならず、基礎研究にも多くの投資が行われています。
一般的な健康食品の会社で、基礎研究に投資する会社はほとんどありませんが、HP/LC(高速液体クロマトグラフィー)やLC/MS(液体クロマトグラフ質量分析計)を導入し、イリドイド研究の先駆けとして価値ある製品を提供するために日々研究が続けられています。
モリンダは世界の有用植物からイリドイドを取り出し定量化することで革新的な製品を提供しているイリドイド市場のリーディングカンパニーです。